8月17日、タイ警察と国税局は、大規模な付加価値税(VAT)詐欺を働く「偽インボイスネットワーク」に対する一斉摘発作戦を実施した。
警察はバンコク都、中部ノンタブリー県、サムットプラーカーン県、東北部ナコーンラーチャシーマー県、チャイヤプーム県の5都県にある計10カ所の対象施設に分散して捜索を行い、逮捕状が出されていた容疑者3人の身柄を拘束した。容疑者の自宅や事務所の捜索では、偽の税額票(インボイス)105通をはじめ、仕入・売上税報告書、郵送記録、各種契約書、銀行口座通帳、会社印章など多数の証拠品が押収された。
警察の発表によると、容疑者グループは発行権限がないにもかかわらず、実態のない取引に基づく偽の税額票を組織的に発行していた。
特定の営業窓口を設け、非公開のオンラインコミュニティを通じて購入者を募集し、ネットワーク内の個人や法人に対して偽インボイスを販売していた。
顧客がインボイスに記載したい商品額を指定した後、名義貸し口座へ代金を振り込ませ、タイ郵便のサービスを利用して身元を隠しながら偽書類を発送していた。
国税局の潜入捜査により、このグループは会計事務所を利用して会社の登録資本金を4億Bに増資し、年間の売上高が3億から4億Bに達しているかのように偽りの決算報告を行って企業の信用力を高めていたことが判明した。
実際の商品売買やサービスの提供を伴わないこうした偽インボイスの発行は、国家に3億6,000万Bを超える巨額の損害を与えるとされている。













