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10月18日、中部アユタヤ県のワット・パナンチューン正面付近のパーサック川で、貨物船を曳航中だったタグボートがエンジン故障によりバランスを崩し転覆・沈没する事故が発生した。船頭は脱出したものの右腕骨折のけがを負い、船体は水深約18mの川底へ沈下した。
位置特定と目印の設置を経て、翌19日午後2時半より潜水士とクレーン船による引き揚げ作戦が実施され、約1時間で船体の一部が水面上へ引き揚げられた後、対岸の水深が浅い安全な場所へ回航・着岸された。
本件を受け、アユタヤ県知事は海事局と協議を行い、増水期における不測の事態を防ぐための安全管理措置を再検討する方針を示した。同県では水門からの放流量が毎秒2500㎥に達した段階で全面的に航行を禁止する運用をとっていたが、当時は毎秒1800㎥まで減量していたため、注意を喚起した上で日中の運航を認めていた。しかし、流速が強い水域でのエンジン不全が深刻な転覆につながることが示されたため、日頃の点検指導に加えてさらなる警戒体制の強化が図られる。
現場の航路上の障害が解消されたことを受け、当局は翌日より同水域における船舶の通常航行を完全に再開させる見込みである。
(10月19日=マティション)












