タイ入国管理局は、韓国大使館および韓国警察と共同で10月19日、タイを拠点に韓国国内の市民を標的とした振り込め詐欺を行っていた国際犯罪ネットワークの拠点3カ所を一斉捜査した。
強制捜査によりバンコク都サイマイ区にある高級住宅の主要拠点で韓国国籍の男8人と中国国籍の男1人を拘束し、パソコン13台、携帯電話21台、iPad17台などの電子機器を押収したほか、フワイクワン区の捜査現場でさらに中国籍の男1人を拘束した。
押収したパソコンのデータを解析したところ、被害者を恐喝・誘導するための韓国政府機関の偽公文書や偽造逮捕状のファイル、韓国語の対話マニュアルが発見された。
グループは韓国の公務員や検事を騙り、偽の逮捕状で被害者を威嚇して送金を強要する手口を用いており、1台の端末から1時間に50件以上の電話を発信するなど組織的な勧誘を行っていた。
本捜査は、韓国国内で検事になりすました容疑者から6,400万ウォン(約1,600万B)を騙し取られた被害者からの届出が端緒となり、両国警察による約2カ月間にわたる合同追跡捜査を経て摘発に至った。
タイ入国管理局の発表によると、容疑者らは観光ビザでタイに入国しており、拘束された韓人のうち4人に超過滞在が確認された。
また、拘束された中国人2人が組織の資金源および首謀者として機能し、韓国人のメンバーが実際の実行役を担っていたとみられている。
タイ治安当局と韓国大使館側は電子機器の送金履歴や通信ログの解析を進めており、被害の全容解明と組織の壊滅に向けて裏付け捜査を進めている。












