タイ警察中央捜査部(CIB)とタイ食品・医薬品委員会(FDA)などが6月20日、バンコク近郊4県にある5カ所の「咳止め薬」製造工場・倉庫摘発に関する会見を行った。
警察によると、6月11日〜13日に中部サムットプラーカーン県で2カ所、中部サラブリー県で1カ所、中部ノンタブリー県で1カ所、中部アユタヤ県で1カ所の製造工場および保管倉庫を捜査し、違法製造された「DATISSIN」と「ALLERGIN SYRUP」の咳止め薬約9万2100本の他、偽商品表示シール29万枚、大量の原材料などを押収したとのこと。押収品を使って薬が製造された場合の末端価格は2,200万Bに及ぶと推定されている。
なお、咳止めシロップ(ALLERGIN SYRUP)はクラトム(アヘンボク)ジュースと合わせて「4×100」という違法ドラッグの材料にも使われており、若者の間で「ゲートウェイドラッグ」として知られているという。(6月20日=マティション)
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