タイの物価は本当に安い?
物価上昇率や地域による物価の違い

※この記事は「リノシー(タイ)ブログ」より提供されている記事です。

タイへの駐在や移住を予定している方にとって、タイの物価は気になるところです。タイは物価が安いというイメージを抱いている方は少なくないですが、実際にタイの物価は日本と比べてどのくらい安いのでしょうか?タイに住むなら知っておきたい「物価」についてご紹介します。

タイの物価は安いのか?

タイの物価は日本と比較すると、タイの物価は安いです。実際タイに住んでみると、家賃や光熱費だけでなく、食料品や日用品といった物価の安さを実感するでしょう。
また、タクシーやバス、電車などの公共交通機関も運賃が安いので、タイ在住日本人だけでなく、旅行をする方もタイの物価は安さを感じる機会があるはずです。

2022年タイの物価上昇率

2022年のタイにおける消費者物価指数の上昇率(インフレ率)は、6.1%でした。2021年は1.23%、2020年は0.85%です。タイの物価上昇率が6%を超える数値だった昨年は、コロナ化におけるロックダウンの終焉が深く関係していると考えられます。コロナ化をふまえた上でも、近年タイの物価上昇率は上がってきているのも事実です。

タイの物価は地域ごとに違う?

タイの物価は日本よりも安い傾向にありますが、地域によって物価の差が生まれる場合があります。

首都バンコクの物価

バンコクはタイの首都ですが、日本人の感覚からすると物価は安めです。
例えば市内の移動手段として人気がある高架鉄道スカイトレイン(BTS)や地下鉄(MRT)の運賃はいずれも16バーツ~(約66円~ ※2023年9月現在)になっています。東京メトロは一番安い切符(6km以下)でも170円です。
また、500mlペットボトルのミネラルウォーターは7バーツ(約29円※コンビニエンスストア最低価格)で購入できます。コンビニ弁当は1つ35~45バーツ程度(144~185円程度)です。

人気観光地プーケットの物価

プーケット島は日本人観光客にも人気のリゾート島で、観光地向けのホテルやレストランが多いため、タイのなかでも物価は高い地域です。バンコクなど他の都市と比較して高いのはもちろん、店舗によっては日本と変わらない価格設定をしている場合もあります。
例えば、バンコクにある屋台では40~70バーツ程度(約165~288円)で食べることができるパッタイ(焼きそば)は、プーケットだと100バーツ(約412円)程度です。

仏教寺院や遺跡があるアユタヤの物価

バンコクから80kmほどの距離にあるアユタヤは多くの仏教寺院や遺跡があり、観光地としても人気があります。
アユタヤはバンコクよりも物価が安く、寺院の拝観料は50バーツ~(約206円)です。アユタヤの観光は徒歩だと難しいため、現地で自転車をレンタルすることができます。レンタル料は非常に安く、1日借りて50バーツ(約206円)です。バイクのレンタルでも1日150バーツ(約618円)で借りれてしまいます。

タイの物価は日本のどのくらい?

タイで使用されている通貨はバーツ(THB)で、2023年9月現在の為替相場は1バーツ4.12円です。タイで価格を円換算するなら、表示価格の4倍程度で覚えておくとよいでしょう。
ちなみに、タイ国民の平均年収は日本円に換算すると約160万円程度で、日本よりかなり低いです。都心部では平均年収が高くなるためバンコク都民の平均年収は213万円ですが、それでも日本よりだいぶ低くなります。

タイは家賃や光熱費も安い?

タイでは日用品や食料品のほか、公共交通機関の運賃がとても安いので、生活するための費用がさほどかかりません。

家賃や光熱費は日本に比べて安く、家賃相場も低くなっています。例えば、首都バンコクにあるスイミングプールとフィットネスジム付きの高級コンドミニアムの家賃は月額13,000バーツ~20,000バーツ(約54,000円~約83,000円)ほどです。
こちらは日本人駐在員が多く住む地域からBTS(スカイトレイン)で1~3駅の距離で2~5キロほど離れた場所にありますが、治安は日本人居住区とほぼ変わりません。

このエリア(プラカノン~オンヌット)はバンコク中心部のオフィスで働く中流階級のタイ人が、ベッドタウンとして人気の地域で大型ショッピングモールなどもあります。

一方で日本人駐在員が多く住むエリア(アソーク~エカマイ)の物件は単身用でも30,000バーツ(約124,000円から)~で、ご家族向けの2LDKだと50,000バーツ(206,000円)~が相場です。
※弊社リノシーはご紹介させていただく物件の家賃は30,000バーツからとなり、駐在員向けの高級賃貸物件がメインとなります。

タイの光熱費は物件のタイプやオーナーによって請求方法が異なり、価格も様々です。
また、タイでは電気コンロと電気給湯器が一般的で、コンロでガス(プロパン)が使えるところは少なくなっています。水道代は安いですが、電気代は日本とほぼ変わりません。相場は1人暮らしの方で月に2,000バーツ~(約8,200円~)ほどとを想定しておくと良いでしょう。

最後に

今回はタイの物価事情について紹介しました。平均年収が日本円で約160万円程度のタイでは、日本よりも物価が安くなっています。ですがタイであっても観光地として人気が高いプーケット島や首都バンコクなどは物価が高めです。ただしアユタヤなどの地方に行けば、バンコクよりもさらに物価は安くなります。
余談ですがバンコクからアユタヤまでは電車で運賃が120円ほどです。

リノシーではバンコク市内とシラチャ各エリアの様々な物件をご紹介させていただいております。
予算や条件から適切な物件をご案内しますので、お気軽にご相談ください。

 

※この記事は「リノシー(タイ)ブログ」より提供されている記事です。

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