タイへの移住、貯金はいくら必要?

※この記事は「リノシー(タイ)ブログ」より提供されている記事です。

タイへの移住を検討している方の中には、「実際に移住するための費用を知りたい」「貯金がどれくらい必要か知りたい」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、タイ移住に必要な費用や生活していくために必要な費用と、タイ移住に貯金が必要な理由についてご紹介します。

タイ移住に必要な費用は?

タイへ移住するためには、次のような費用がかかります。
※1B=4.13円(2024年1月10日現在)

準備費用

タイに移住するための準備費用として、以下のような金額が必要になります。

タイ移住に必要な準備費用の種類 金額
パスポート
(すでにお持ちの方は不要)
10年用 約17,000円、5年用 約12,000円
住居が決まるまでのホテル代 1泊1部屋1,000バーツ~(約4,200円〜)
就労ビザ
(ノンイミグラントB)取得費用
シングル10,000円、1年マルチプル22,000円

タイへの駐在が決まっている場合、就労ビザの取得費用については就労企業が負担してくれるケースもあります。

交通費

日本からタイ(バンコク)までの渡航費用は、以下のような相場になっています。

日本からタイ(バンコク)までの渡航費用 金額
日系航空会社の場合 約120,000円~
タイ航空 約90,000円~
LCC 約40,000円~

ただし、タイへの渡航費用は、出発する空港や座席のクラス、シーズンによっても値段が異なります。移住する準備のために何度もタイへ行く必要がある場合には、交通費を抑えるためにLCCを活用するのがよいかもしれません。

住居費

タイの家賃相場は、以下の通りです。

タイの住居物件の種類 家賃相場
スタジオタイプ
(ワンルーム)の物件
30,000バーツ~
(約125,000円~)程度
1ベッドルーム
(1LDK)の物件
30,000バーツ~
(約125,000円~)程度

家賃は物件種別や立地などで大きく異なるため、予算に合わせて探すのがおすすめです。日本での賃貸契約でいう敷金はデポジットという契約費用がかかるので、家賃の3ヶ月分を目安に準備しておきましょう。

タイ移住後の生活費はいくら必要?

タイへ移住してから生活していくために必要な費用の相場を以下の表にまとめています。

費用項目 目安費用/月 備考
家賃 (1LDK):約30,000バーツ~(約125,000円)
(2LDK):約50,000バーツ~(約207,000円)
*タイではワンルーム→スタジオ、1LDK→1ベッド、2LDK→2ベッドと表記されます。
物件種別や立地、広さや築年数によって異なる
水道光熱費 3,000バーツ~(12,450円)程度
食費 30,000バーツ~(124,500円)程度 一人暮らしの場合・外食頻度によって異なります
携帯料金 400バーツ~(1,700円)程度 使用頻度によって異なります
交通費
(電車・タクシー)
3,000バーツ~(12,450円)程度 移動頻度によって異なります
BTS、MRTの運賃は100円~200円程度
タクシーの初乗り1km145円

これらの費用を全て合計すると、タイでの生活費は一人暮らしだと15万円程度(家賃別途)/月(個人差あり)が目安となります。

タイ移住のために貯金はいくら必要?

タイに移住するなら、具体的にどのくらいの貯金が必要になるでしょうか。

タイ移住後に働く場合

日本人がタイで働く際の平均給与は50,000バーツ~70,000バーツ(約20.6万円~約29万円)です。タイへ移住後に毎月の生活費を賄える程の収入が得られる仕事が見つかっている場合でも、住居の契約費や家財購入費は貯金でまかなう必要があるでしょう。
交通費なども考えて50万円~100万円程度は貯金が必要だと言えます。

老後に年金だけで生活する場合

年金の受給額は、厚生年金に加入していた期間やその方の収入によって異なりますが、平均支給額は月額14万5,000円です。(※国民年金と厚生年金を合わせた金額です)
家賃が安い地域に済むのであれば、タイでは年金だけで生活していくことも十分可能でしょう。とはいえ万が一の場合に備え、半年分の生活費として100万円程度は貯金があると安心です。

タイ移住に貯金が必要な理由

毎月の収入や年金だけでも、タイで生活していくことはできるでしょう。
ただし、タイへ移住する際に取得するビザの種類によっては、貯金が必要になる場合があります。

ロングステイビザの取得

ノンイミグラントO-A(ロングステイ)ビザとは、就労や永住を目的としない人がタイに長期滞在するために取得するビザです。

【申請できる人】
ノンイミグラントO-A(ロングステイ)ビザは、以下の条件を満たす人が申請できます。

・満50歳以上の人
・タイ王国の入国禁止者リストに入っていない人
・日本(もしくは国籍を有する国、居住国)において、タイの治安を脅かすような犯罪歴がない人
・仏暦2535年の省令に定められる禁止疾患(ハンセン病・結核・麻薬中毒・象皮病・第三期梅毒)ではない人
・日本国籍もしくは日本で永住権を持つ外国籍の人

ノンイミグラントO-A(ロングステイ)ビザの申請ができるのは本人のみで、代理申請は不可となっています。また、申請者はタイで就労することは認められていません。

【条件・費用】
ノンイミグラントO-A(ロングステイ)ビザの有効期限はビザ発行日から1年間です。
入国日から1年間滞在可能で、タイ入国管理局で1年間の延長申請をすることができます。ただし、延長申請が認められるのは1回のみです。
申請料は、マルチプルエントリー(有効期限内になんどでも出入国可能)で22,000円となっています。

タイランドプリヴィレッジ(旧タイランドエリート)の取得

就労ビザ(ノンイミグラントB)の場合、基本的に有効期間は1年間となります。(ワークパーミット無しで来られた方は、観光ビザで30日。一度国外に出てBビザを取得すれば90日。その間にワークパーミットを取得すれば、Bビザが1年間の長期滞在ビザに切り替わります。)
タイの法律で認められたタイランドプリヴィレッジは有効期間5年のうちに何度でも入出国することができ、入国ごとの滞在可能期間も1年という長期滞在に適したビザです。
ただし、タイランドプリヴィレッジを取得するためには、最低でも90万バーツ〜(約380万円)※の費用が必要になります。
※カードの種類によって異なります

リタイヤメントビザの取得

年金だけで老後にタイで生活していこうと考えている方は、リタイヤメントビザを取得する必要があります。
有効期間1年のノンイミグラント O-Aを取得するためには、下記のいずれかの金融証明書が必要です。

  1. 英文預金残高証明書(800,000 バーツ以上の預金額があるもの)
  2. 年金証書および最新の額面入り年金振込通知書(月額 65,000 バーツ以上の受給額 または合計年額 800,000 バーツ以上の受給額があるもの)
  3. 英文預金残高証明書と年金証書 (合算で 800,000 バーツ以上あるもの)
    つまり年金受給月額に関わらず、ビザを取得する段階で80万バーツ(約330万円)の貯金があれば申請することができます。

最後に

今回はタイ移住に必要な貯金額の目安をご紹介しました。タイは日本よりも物価が安くても、生活費として月に15万円~(家賃別途)程度は必要です。毎月の給与や年金支給額でも生活はできますが、安心して暮らすためにもまとまった貯金をしてビザを取得すると安心です。

RENOSYでは、バンコク市内各エリアの様々な物件をご紹介させていただいております。
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※この記事は「リノシー(タイ)ブログ」より提供されている記事です。

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