人の味覚というものは記憶の一種であり、それが生まれ育った土地や愛着を持って過ごした土地のものであれば、もはや永遠の味。つまり一生涯忘れることができない味となる。だから幼少期であったり、赴任中などに覚えた味というものは、心に刷り込まれたように味覚の奥底に眠り続けるものだ。

情熱酒場・寅次郎では、定期的にご当地の“食”がメニューに並ぶのはご存知だろうか。同店の店主は鹿児島出身だからして、さつま揚げや灰干しなどといった薩摩の味ばかりかというとそうではない。青森の帆立、島根のえたカレイ、北海道のにしん、福井の鯖押寿司などと、食指が動くメニューを挙げればきりがない。

南国生活の中で少し種切れしたかもと感じる腹の感覚を不意に喚起されるような郷愁の味覚が、この寅次郎の心憎い演出によって甦るのである。食に愛、サービスに真心。タイで20年以上の歴史の中で培ってきた和のもてなしは、ご当地の美味しさと相まって、店に訪れた人それぞれの心の奥で永遠の想いを刻むことになる。

大将のバンコクがらくた人生

店舗情報
店名 情熱酒場 寅次郎 スクンビット39店
ジャンル
エリア
その他情報
【BTS】プロンポン
電話番号
営業時間 16:30〜24:00(L.O.23:00)
定休日 なし
駐車場 あり
VAT 7%
サービス料 10%
クレジットカード VISA , MASTER , JCB
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所在地

1 Soi Promsri 1, Sukhumvit 39 Rd.


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