バンコク都警察は7月7日に、寺院内における窃盗、および他人のクレジットカードを不正に使用した容疑で、中国国籍の男(59歳)を逮捕した。
事の発端は、7月5日の午後1時30分頃、韓国国籍の外国人観光客の男性が、バンコクのプラナコン区にある有名寺院「ワット・ポー(ワット・プラチェートゥポン・ウィモンマンカラーラーム)」を観光していた際、ポケットから財布とクレジットカードをすられたという。
その後、犯人が盗んだクレジットカードを使って様々な店舗で商品の購入や決済を試みたため、被害に気づいた観光客が地元の警察署に被害届を出した。
警察の捜査部隊が現場周辺の防犯カメラの映像を詳細に分析したところ、明確な犯行の様子が捉えられていたため、裁判所に逮捕状を請求。7日午後4時頃に都内ディンデーン区にあるホテル前で男が逮捕された。
逮捕に伴い、容疑者が所持していた複数の有名ブランドのTシャツやスニーカー、携帯電話2台、さらにタイバーツをはじめ、マレーシア、ベトナム、日本、オーストラリア、インド、韓国といった多国籍の紙幣など計21点の証拠品が押収された。
警察の調査により、この犯行にはベトナム国籍の人物が加担する国際的な犯罪組織が関わっていることが判明。彼らは、特殊なアプリを使用して盗んだクレジットカードからデータを抽出し、それを別のスマートフォンへと移行させて決済するという高度な手口を用いていたという。
警察は今回の事件を受けて、現在のスリ集団の手口は高度に進化しており、かつてのようにカードを決済するための物理的な端末をわざわざ持ち歩く必要がなくなっていることから、市民や観光客に対して、クレジットカードの管理に細心の注意を払うよう警告を発している。











