©海洋・沿岸資源局
8月30日、タイの海洋・沿岸資源局は中部サムットプラーカーン県バンプーの海岸沿いにある防波堤付近で、ニタリクジラの死骸が漂着しているとの通報を受けた。これを受けて翌31日には、現地で詳細な解剖検査が実施された。
解剖結果によると、漂着したクジラは体長10.7mの未成体のオス。死骸の一部は腐敗が始まっていたものの、生前の栄養状態は良好であったことが示された。しかし、頭部周辺に激しい打撲痕や充血が確認されたほか、上顎の骨折や組織内への骨片の埋没が見つかった。
獣医師チームは直接の死因について、頭部および顎部への激しい衝突に伴う重篤な外傷性ショックと大量出血であると結論付けた。
海洋・沿岸資源局はタイランド湾北部を航行する漁船、観光船、貨物船などの運航事業者や地域住民に対し、クジラの生息エリアに入る際は減速と十分な距離の保持を徹底するよう協力を求めた。発見時の回避行動や停止時間を確保するため、クジラへ過度に接近したり、進行方向を遮るような危険な航行を行わないよう注意を呼びかけている。
(9月1日=タイPBS)












