都内高級邸宅国際特殊詐欺の拠点摘発
日本人を狙ったビデオ通話詐欺を敢行

©警察ラジオ(FM91)

9月16日、タイ入国管理警察は不審な外国人の出入りが確認されていたバンコク都バンボーン区の高級邸宅へ捜索に入り、国際的な電話詐欺グループの拠点を摘発した。

日本大使館の担当者も立ち会う中で行われた捜索により、室内からは多数の携帯電話、SIMカード、タブレット端末、パソコンなどの機器が押収され、現場にいた容疑者が身柄を拘束された。

調査によると、この邸宅は月額約90万Bで約1年前から借り出され、詐欺グループの活動拠点として使用されていたという。

邸宅の2階部分は複数の部屋に区切られており、卓上に詐欺用のマニュアルや会話のスクリプトが用意された電話部屋のほか、日本の警察官になりすますための専用部屋が設けられていた。この部屋には偽の日本の警察制服や偽の身分証が備え付けられており、主なターゲットである日本人とのビデオ通話を介して信頼させ、恐怖心を煽る演出に使われていた。

手法としては、まず違法な郵送物があると電話で告げて不安を与えた後、日本の警察官を装う共犯者へ転送して脅迫し、指定口座へ金を振り込ませる形態が取られていたとされている。

今回の作戦により、中国国籍5人、台湾国籍2人、日本国籍4人、ミャンマー国籍3人、タイ国籍1人の計15人の容疑者が逮捕された。捜査によると、中国国籍の人物らが統括役を担い、日本国籍のメンバーは日本の被害者へ直接電話をかける「かけ子役」を務めていたとされる。

警察はグループの背後にいる主犯格の中国人およびタイ人関与者の特定に向けて捜査を拡大しており、逮捕された容疑者らはタイの法令に基づく法的措置を受けた後、国外退去処分となる見通しである。

(9月17日=デイリーニュース)

 

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