10月28日、首都圏警察は中部ナコーンサワン県の国道1号線沿いで、大型トラックの荷台に積まれたトウモロコシの下に大量の覚せい剤(ヤーバー)を隠して輸送していた男(32歳)を逮捕し、覚せい剤約647万2000錠、総額約2億B相当を押収したと発表した。
今回の摘発は2024年以降に同ネットワークから累計2800万錠以上を押収してきた継続捜査の一環であり、隣国から北部チェンマイ県やチェンライ県などのタイ北部を経由し、農産物に紛れ込ませた覚せい剤がトラックでバンコク近郊方面へ運ばれるとの情報提供を受けて捜査員が追跡を開始していた。
10月26日未明、路上に停車した不審なトラックを検査したところ、運搬中のトウモロコシの山の下から麻薬が詰め込まれた36個の袋が発見された。
取り調べによると、自身が手配した専用のトラックを自ら運転し、20万Bの報酬で単独密輸を実行していた。この犯罪組織は当局の捜査網を潜り抜けるため、隠蔽に使用する農産物をショウガ、ナンキョウ、キャベツ、トウモロコシなど毎回変更する巧妙な手口を用いていたことが判明。密輸された覚せい剤は、首都圏の中継拠点に一時保管された後、注文者へ引き渡される計画であったとされる。
なお、男には過去に薬物使用による刑事罰歴があり、2025年11月に釈放されたばかりであった。警察当局は密売ルートの全容解明と注文者の特定に向け、さらなる捜査拡大を進めている。
(10日28日=マティション)










