12月22日、トルコ・イスタンブールの空港で木箱の中に入っているゴリラの赤ちゃんが発見された。ワシントン条約レッドリスト登録のゴリラだが取引許可などはなく、コンゴ民主共和国などの森林地帯から密猟されたとみられており、宛名に書かれた行き先はタイであることが判明。タイ政府はトルコ警察と連携し、26日に宛先である中部ナコーンパトム県にある動物輸入業者の民家を強制捜査した。
民家内には多種多様な外国産の動物が発見され、オーナーに対する事情聴取などが行われた。オーナーによると、黒人男性から「ナイジェリア原産のウサギ50羽の輸入」を依頼されたが、ゴリラの子どもの件は知らなかったと供述している。なお、ゴリラの赤ちゃんは無事に保護された。(12月26日=マティション)