デジタル経済社会省(MDES)は特殊詐欺に悪用されるマネーロンダリング用の銀行口座撲滅の一環として、タイ中央銀行と各通信会社と協力し、各銀行のモバイルバンキングアプリの登録名と登録に使ったSIMカード(電話番号)の登録名が一致しない場合、モバイルバンキングのアプリが使用できなくなるという規制を設けた。
各銀行からは、今年2月から登録名が不一致の利用者、またはSIMカードの登録名が存在しない利用者に対して、登録名の変更に関する通知を送っており、4月30日までに登録情報の変更を完了するように求めている。
なお、MDESによると、期日までに登録情報の変更を行わなかった場合、今年6月からモバイルバンキングの利用が停止される可能性があるという。
利用停止となる対象者は以下の通り。
2022年からモバイルバンキングアプリを登録しており、
①モバイルバンキングアプリに登録した電話番号のSIMカードに登録名が存在しない者(約180万番号)
②SIMカードとモバイルバンキングの登録名が一致しない外国人(約70万番号)
(4月27日=バンコクビズ)
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