11歳少年が運転する車が修行僧の列に突入し10人死亡
両親への法的措置を検討、MT車運転の経緯も焦点に

©警察ラジオ(FM91)

少年が引き起こした大事故

タイ東北部ムックダーハーン県で7月2日朝、11歳の少年が両親のピックアップトラックを無断で持ち出して運転し、道路脇を歩いていた修行僧の列に突っ込む重大事故が発生した。

この事故により修行僧5人が現場で死亡、搬送先の病院でさらに5人の死亡が確認され、犠牲者は計10人に達した。

このほか十数人が重軽傷を負っており、タイ社会に大きな衝撃を与えている。
社会開発・人間安全保障省の調査によると、運転していた少年は自閉スペクトラム症(ASD)のある知的障害者として公的に認定されていた。

両親は、少年が家族の目を離した隙に車の鍵を持ち出して走り去ったと説明しており、異変に気づいた直後に警察へ通報したものの発見が間に合わなかったという。
今回の事故では、車両が操作の複雑なマニュアルトランスミッション(MT)車だったことが大きな論点となっている。

通常、未経験では発進すら難しいことから、捜査当局は少年が以前から何者かに運転を教わっていた可能性が極めて高いとみている。

ネット上でも、障害のある子どもがMT車の運転技術を身につけた経緯を疑問視し、保護者の管理不足を問う声が相次いだ。

警察は事故原因の究明を進めるとともに、両親への法的措置を取る方針だ。適切に監督しなかった過失や、無免許運転につながる環境を生じさせた責任について立件を検討しており、第三者の関与も含めて慎重に捜査を継続している。

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