タイ・バンコクのドンムアン国際空港を紹介!
〜国内線や格安航空会社の発着ターミナル〜

写真:タイ国政府観光庁

 

ドンムアン空港は1914年にタイ空軍飛行場として開港して、1924年に民間航空機の受け入れを開始しました。現役の空港としてはアジア最古の歴史を持つ空港です。空港の名前は当時近くにあったワット・ドーンイーイアオという寺院がワット・ドーンムアンに改称されたことから、通称ドーンムアン飛行場と呼ばれるようになりました。後に正式名称が「バンコク国際空港」となりましたが、日本でもドンムアン空港と呼ばれるのが通例のようです。

スワンナプーム国際空港の開設に伴い、2006年9月にすべての定期便をスワンナプーム国際空港へ移転させたため一度は閉鎖。2007年3月には国内線の定期便に限り運航が再開。2012年10月にはタイ・エアアジア、エアアジア、インドネシア・エアアジアなどのLCCがドンムアン国際空港に移転。2015年12月には大改造を経て旧国際線ターミナルだったTerminal 2を国内線専用ターミナルとしてオープン。現在はTerminal 1が国際線となり、Terminal 2が国内線として沢山の人に利用されています。

空港電話番号

02-535-1192

空港WEBサイト

https://www.don-mueang-airport.com/

Terminl 1・国際線ロビー

国際線はTarminal 1。出発フロアは3階にあります。カウンターが8個並んでいて、その半分ほどがエアアジアのカウンターです。



出国時にはVAT還付を忘れずに

タイで購入する商品には、VAT(付加価値税)7%が課税されています。
外国人旅行者はタイ出国時(購入時に店舗でも可)に、空港内の申請コーナーにてVATの還付が可能です。
還付の条件は細かく設定されているので、あらかじめサイトをチェックしておくと安心でしょう。

また、海外在住者は日本へ一時帰国した時には「非居住者」になるため、日本での買い物は一定の条件を満たせば非課税になります。



タイで免税を受ける手順

購入時

「VAT REFUND FOR TOURISTS」表示のある店で購入し、同日・同一店で購入した総額が2,000B以上の場合に適用。

  • 購入時に「VAT還付を受けたい」と店員に伝えます。
  • パスポートを提示し、VAT還付申請書に記入します。
  • 申請書の控えは、出国時に空港に持っていきます。

※10,000B以上の貴金属類や時計などの高額商品の場合、現品を提示する必要があります。

空港で検印(チェックイン前)

出発ロビーの「CUSTOMS INSPECTION FOR VAT REFUND」で、VAT還付申請書、パスポート、航空券を提示し、検印を受けます。

※ここですべての商品を確認されます。

空港で還付(チェックイン後)

イミグレーション通過後、VAT REFUND FOR TOURISTSで検印された還付申請書を提示。税金の還付を受けます。

※10,000B以上の場合、現物をもう一度提示します。




Terminl 2・国内線ロビー

ドンムアン国際空港のTerminal 2が国内線ロビーです。Terminal 1と同様にチェックインカウンターが8個並ぶシンプルな構成で、エアアジアのカウンターが多め。すでに改装が完了しているので、Terminal 1よりも明るい印象で、飲食店やお土産店も充実しています。


Terminal 2の4Fフードエリアを活用しよう

Terminal 2の4階には、ファストフードやフードコートが多数揃っています。定番のハンバーガーチェーン店のほか、ピザやフライドチキン、カフェなどのチェーン店もあって選択肢はさまざま。フライトの前後に気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?


24時間営業の便利なレストラン「MAGIC GARDEN」

国際線のTerminal 1と国内線のTerminal 2を繋ぐ通路の途中には、24時間営業の便利なレストランがあります。国際線から国内線へ乗り継ぎの場合は待ち時間が長くなることもあるので、夜中などは困ることがあるので便利。価格は空港内のレストランとしては比較的安価な設定です。

写真:タイ国政府観光庁

トランジットの間に快適睡眠したいなら「Sleep box」

「乗り継ぎまでの時間がけっこうあってひと眠りしたいけど、空港の外へ出てホテルに泊まる予定はない」などというときに、便利に使えるのが「空港内ホステルSleep Box by Miracle Hostel」です。場所はTerminal 2の2 階で全25室。各部屋にバスルームを備え、快適な「ダブルベッド・シャワー・エアコン・液晶テレビ・アメニティー・無料 Wi-Fi」などを提供してます。時間単位か一晩単位で利用可能です。


写真:タイ国政府観光庁

ドンムアン空港内MAP



スワンナプーム国際空港行きシャトルバス

ドンムアン国際空港からスワンナプーム国際空港に行って次の就航地へ向かう場合、ドンムアン国際空港⇄スワンナプーム国際空港を運行する便利なシャトルバスがおすすめです。

乗り場はドンムアン国際空港1階の6番出口付近で料金は無料ですが、利用するにはスワンナプーム国際空港発の航空券が必要となります。スワンナプーム国際空港までの所要時間は約1時間ほどで、午前5時〜深夜0時までの間30分おきの運行です。



スクンビットエリア ⇆ ドンムアン空港の往復アクセス


最新のアクセス手段はSRTレッドライン!

2021年11月から運行開始。SRTレッドラインはタイ国鉄(SRT)が運営する新しい都市鉄道です。
このレッドラインは、ダークレッドラインとライトレッドラインの2路線があります。日本人が多く住むプロンポンエリアへのアクセスは、ドンムアン国際空港からダークレッドラインを利用して、バンスー駅からMRTブルーラインへ乗り換えてスクンビット駅まで行ってください。そこからBTSスクンビットラインへの乗り換えが必要です。
2度乗り換えが必要なため、荷物が多いときなどは日本と比べて運賃が安いタクシーを利用したほうが便利。
プロンポン駅周辺までは、大渋滞に巻き込まれなければ40〜50分程度です。


運賃に関して

MRTスクンビット駅からバンスー中央駅(ブルーライン)までは40B。バンスー中央駅からドンムアン駅(レッドライン)までは33B。


ドンムアン駅のプラットホーム


ダークレッドラインの車両




ドンムアン駅からスカイウォークで空港へ!

ドンムアン駅とドンムアン国際空港を直結するスカイウォークが開通しました。同駅の6番出口と空港Terminal 2の2階を結び全長は110m。駅と空港の間を歩いて往来することが可能です。

空港の最寄駅は「ドンムアン駅」。ここを起点にSRTバンスー中央駅でMRTバンスー駅に乗り換えることで、スクンビットエリアの各駅へアクセスすることができます。


スカイウォーク


ドンムアン駅を出て「To Donmueang International Airport」 と表示された方向へ


空港のTerminal 2のビル内から国際線ロビーTerminal 1へ向かう通路


Terminal 1の2階へアプローチすることができます


タクシー

空港からバンコク中心部へは、エアポートタクシーが便利です。到着フロアにあるタクシーサービスカウンターで申し込みをしてから乗車する必要があります。
バンコク中心部のスクンビットエリアからは、渋滞がなければ40〜50分ほどで空港へアクセス可能。

※空港からのタクシーサービスを利用する場合は、タクシー料金の他に50Bの手数料が追加されます。


空港バス

空港から市内へ運行するバスは4つです。BTSモーチット駅行きの「A1」は頻繁に運行しています。BTSビクトリーモニュメント駅行きの「A2」は15分に1本程度の運行で、モーチット駅にも停車。MRTシーロム駅経由ルンピニ公園行きの「A3」と、カオサン経由王宮広場行き「A4」は30分に1本程度の運行です。運賃はA1とA2が30Bで、A3とA4は50Bとなります。


運行時間

本来、A1とA2は10分〜15分ごとに運行されていますが、現在は約30分ごとです。A3〜A4は約40分ごとに運行しています。

A1

6:00〜24:00

A2

6:15〜23:00

A3

6:40〜23:00

A4

6:30〜23:00

  • 乗り場:Terminal 1(国際線)の8番出口にあります。

シャトルバス

スワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港間は無料のシャトルバスが1時間に1本(5:00〜24:00)運行しています。両空港の利用者(ボーディングパス保持者)のみ利用可能で、所要時間は約45〜60分程度です。

  • 乗り場:Terminal 1(国際線)の6番出口にあります。


ドンムアン国際空港 就航情報

※アルファベットはチェックインカウンター


エアアジア
国内線

9、10(Terminal 2)

国際線

1、2、4(Terminal 1)


ノックエア
国内線

14、15(Terminal 2)

国際線

7(Terminal 1)


タイ・ライオンエア
国内線

11、12

  • 2022年8月現在の就航状況です。
  • 日により就航便数とチェックインカウンターの場所が変わる場合があります。


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