メーター制を採用し、初乗り運賃35〜40Bと日本よりも格安で利用することができます。
ただし、英語を話すことのできないドライバーも多く、雨の日や渋滞時にはつかまりにくいことも。また、ドライバーによる乗車拒否も日常茶飯事なので、できるだけ時間に余裕を持って利用しましょう。
タクシーの料金
2023年1月に、バンコク都内のタクシー料金が8年ぶりに値上げされました。料金形態は以下のようになります。
タクシーを降りる際に料金を支払ってください。支払いは基本現金ですが、銀行のモバイルアプリ送金に対応しているタクシーもあります。
| 初乗り料金 | |
|---|---|
| 「乗客4人以下」のセダンタイプ | 35B |
| 「乗客5人〜7人」のバンタイプなど | 40B |
| 運賃体系(両タイプ共通) | |
|---|---|
| 1〜10km | 1kmあたり6.5B加算 |
| 10〜20km | 1kmあたり7B加算 |
| 20〜40km | 1kmあたり8B加算 |
| 40〜60km | 1kmあたり8.5B加算 |
| 60〜80km | 1kmあたり9B加算 |
| 80km〜 | 1kmあたり10.5B加算 |
- 時速6km以下で走行中(渋滞時)は1分ごとに3B加算
- 空港から利用する場合は、空港使用追加料金50Bを加算
車体の色と種類
タイでは、車体の色でタクシーの運営形態や所属団体を大まかに見分けることができます。上半分が黄色、下が緑のツートンカラーのタクシーは個人タクシー、単色のタクシーは基本的に法人タクシーです。
単色タクシーの色と所属団体の一例
- ピンク:サハミット・タクシー協同組合(Sahamit Taxi Cooperative)
- 青:タイエース・リースィング会社(Thai Ace Leasing Company Limited)
- オレンジ:ボーウォン・タクシー協同組合(Bowon Taxi Cooperative)
- 黄色:サマッキタム・タクシー協同組合(Samakkhitham Taxi Cooperative)またはラップラオ・タクシー協同組合(Lat Phrao Taxi Cooperative)
- 緑:スワンナプーム・タクシー協同組合(Suvarnabhumi Taxi Cooperative)
乗車時に車体の色を確認しておけば、万が一、忘れ物やトラブルが発生した場合にも、スムーズな特定・追跡が可能になります。ただし、一部同じ車体カラーを採用している法人があるため、可能であればナンバーも控えておきましょう。
タクシーの乗り方
1 タクシーを拾う
助手席前にある空車サイン(赤色・緑色のどちらでもOK)が点いているタクシーを見つけ、手を斜め下に差し出してタクシーを止めます。
※赤色は従来の空車サイン。一方、緑色の表示の車両は2017年11月に変更された新たな認可基準に対応しており、位置情報(GPS)システム、車載カメラおよびSOSボタンが設置されています。
2 行き先の確認
タクシーが止まったらすぐに乗り込まずに自分でドアを開けて「パイ◯◯◯?」と行き先を告げ、乗車OKかどうかを確認。メーターを使うか聞いてから乗車しましょう。
ちなみに「メーターを使ってくださいね」をタイ語で言うと「チャイ・ミーター・ノイ」となります。
3 乗車する
自分でドアを閉めます。助手席に座る場合はシートベルトを忘れずに。メーターがオンになっているかチェックしましょう。
4 降車する
メーターに表示されている金額を支払い、自分でドアを開けて降車します。ただし急にドアを開けず、後ろからバイクが走ってこないかを確認してからにしましょう。
ココに注意!
料金メーターを確認
料金メーターを搭載しているにも関わらず法外な運賃をふっかける、またはメーター自体に不正な細工を施し運賃を釣り上げる悪質なタクシーも。おかしいと感じたら、早めに降車するのも一つの手です。
小銭を用意
電子決済が可能な場合もありますが、対応している決済方法が限られていたり、通信環境の不具合によって使用できないこともあるため、現金での支払いが無難です。
釣り銭の用意がないことがよくあるので、事前に小銭や少額札を準備しておくこと。紙幣で支払い、細かいお釣りはチップとして渡してしまいましょう。
ドライバーの身分証を確認
車内前方左側にあるプレートの顔写真とドライバーが同じ人かを確認しましょう。











