詐欺グループに隔離された大学生救出
偽造公文書で保護者から現金を騙し取る

©国家警察本部

7月15日、中部パトゥムターニー県でサイバー犯罪警察および地元警察官が、地元のホテルでコールセンター詐欺グループによって自己隔離させられていたランシット大学の学生2人を救出した。

学生2人は数日間にわたり外部との連絡を全面的に禁止され、警察に対する強い疑念を植え付けられていたため、学生たちは最初警察官を本物だと信じなかったという。

室内の調査により、被害者は動きを常時監視されて他者との接触を遮断させるため、犯人側とビデオ通話を繋ぎっぱなしにするよう命じられていたことが判明。

さらに、うち1人の被害者は、身代金目的の誘拐事件に巻き込まれたと保護者に誤認させて至急送金させるため、足首をタオルで縛られた写真を撮影させられ、保護者へ送信させられていた。

この詐欺の発端は、コールセンター詐欺グループが、海外留学の奨学金を獲得したと偽りの提案を行い、国の紋章や大学幹部の署名を偽造した書類を送信して言葉巧みに信用させた。

被害者がこれを信じ込むと、ビザ申請の手続きのために口座残高を証明する必要があると主張し、家族には真相を伏せるよう念押しした上で保護者に送金を依頼させ、学生寮を出て指定されたホテルへと移動させた。

捜査情報によると、救出された学生2人の被害額は合計で約90万Bに達している。

このうち1人は保護者に複数回の送金や金融取引を行わせ、被害総額は約45万Bに上った。

もう1人の学生は、自身が所有していた金のネックレスや金の指輪を質屋に入れて現金を調達し、それをそのまま犯人側の口座へ送金したため、同様に約45万Bの被害を受けた。

ランシット大学は、最近大学側にも同様の手口に関する相談が保護者や指導教員から複数寄せられていると明かし、奨学金や送金に関する連絡があった場合は、いかなる場合も必ず大学へ直接確認するよう強く呼びかけた。

(7月16日=タイPBS)

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