バンコクで「ブラックマネー詐欺」摘発
600万米ドル相当の用紙押収

©警察ラジオ(FM91)

首都圏警察がおとり作戦でアフリカ系犯罪組織の男らと接触し、男らは税関で止められている裏金が約600万米ドル(約2億B相当)分存在すると語り、税関への賄賂や手続き費用として15万Bを出資すれば、特殊な薬品を使ってただの紙片を本物の米ドル札へ還元・復元し、完成した現金の40%を報酬として分配すると持ちかけた。

8月1日にバンコク都バンナー区の指定された場所で、容疑者らが捜査官を前にして薬品を使い、表面のコーティングを落としてあらかじめ隠しておいた100米ドル札を出現させるお試しの実演を行っていた最中、周囲に潜伏していた捜査員が一斉に身柄を拘束した。

この摘発により、現場にいた者や関連拠点にいた者を含むリベリア国籍およびカメルーン国籍の男女計4人(21〜40歳)が逮捕された。

その後の捜索により、容疑者らの自室から偽ドル札の作成用に準備されていた紙幣サイズの白紙6万枚や、薬剤処理された用紙、薬液などが多数押収された。

警察によると、今回用いられた手口は「ブラックマネー・スキャム(Black Money Scam)」と呼ばれる有名な詐欺手法であり、1990年代から欧米をはじめ世界中で横行している犯罪である。

犯人グループはヨウ素とデンプンの反応などで真っ黒(または真っ白)に加工した本物の紙幣を用意し、目の前で洗剤やビタミンCなどの液体をかけて汚れを落とし、本物の紙幣が現れたように見せかける。

これに騙された被害者が大量の紙を紙幣に変えてもらおうと出資すると、犯人は何の仕掛けもないただの用紙の束と偽の薬品を渡し、お金を持ち逃げして姿を消すという。

(8月2日=マティション)

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