“迷惑な人”を見せしめに

今年も各地で盛り上がったソンクラン 泥酔、セクハラや暴行などを一刀両断

ソンクランの時期には、水鉄砲を装備した人々が水をかけ合い、お祝いムードで陽気な人たちで溢れる。

そんな中、プロサッカーチーム「ブリーラム・ユナイテッド」主催のイベントでは、羽目を外しすぎの“迷惑行為”に対し、一風変わった方法で制裁を加え話題になった。

同イベントはブリーラム県で13〜14日に開催され、文化的なパレードや有名人によるライブなどを目当てに集まった若者で賑わった。

中でも注目を集めたのは、酒に酔って暴れる、セクハラをするなどして迷惑をかけた若者に対する2つの「お仕置き」ゲーム。

特設の装置に加害者を座らせ、そこにボールを命中させて水の入ったドラム缶に落とす「ナクレーン・トックナーム」。

5バーツで2球投げられるシステム。

もう一つは、暴れた若者をムエタイで戦わせる「サーンマオ・アオブン」。

出場者は1万バーツの罰金を支払わされ、拒否すると2万バーツが課せられた。

徴収金は同県内で白内障患者に寄付されるという。

同チームのネーウィン会長は、自身のフェイスブックでこれらの”見せしめショー”をライブ配信した。

イベント終了後の15日、同会長は「55万人以上が訪れた大規模なイベントでしたが、”予防策”のおかげで、大きな事件が起こることはありませんでした。

楽しんで頂けて何よりです」と投稿。

これに対し、イベント開催への感謝の言葉と共に、「ソンクランを祝うなら、このイベントが一番安全だ」と讃えるコメントが殺到した。

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