アジア競技大会でタイ選手団が大活躍。
その中でひときわ注目を浴びた76歳の選手とは…

9月23日から10月8日にかけて中国・杭州で開催された「第19回アジア競技大会」で、タイは同大会最多となる939人の選手団を送り込んだ。獲得メダルは金が12個、銀が14個、銅が32個となかなかの成績である。そんな多くの選手が活躍した中で、タイ人選手の「新記録」が話題となった。

その選手が出場したのは、マインドスポーツとして正式種目になっている“ブリッジ”というトランプゲーム。運が伴わない推理力や駆け引きが鍵となる頭脳戦が持ち味で、まさしく「頭脳を駆使するスポーツ」として世界中に多くの愛好家がいるという。そんなブリッジ競技の混合チーム戦でタイ代表は銅メダルを獲得。表彰台にはメダルを掲げる選手たちが並んだ。

ところがその中に一人、明らかにシニアだとわかる貫禄のある男性がいた。その人こそが御年76歳のパンチャルーン選手(写真右)。れっきとしたブリッジのタイ代表選手の一人で、ブリッジ競技の大ベテラン。この御大がチームを導いて、今大会で銅メダルを獲得したのだ。しかも76歳のメダリストは同大会史上最高齢。オリンピック史上でも最高齢出場記録保持者は72歳で射撃の銀メダルを獲得した選手だから、これは間違いなく快挙である。

パンチャルーン選手はメディアのインタビューに「私は無類のブリッジ好きで40年間やり続けてきた。これからも毎日やっていきたい」と微笑みながら答えたという。頭脳をフル回転させないと勝てないブリッジだが、チームメイトによると「彼のブリッジ裁きは全く衰えることを知らない」と絶賛。

年齢とはただの数字、夢に消費期限はない。

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