タイ入国管理局の捜査チームは、フランスやトルコ政府、および国際刑事警察機構(ICPO)から指名手配されていたフランス国籍の男がタイ国内に潜伏しているとの情報を入手した。
入国管理局は、男が西部ペッブリー県チャアムの高級ヴィラに滞在していることを突き止め、部隊を率いて現場に突入し、身分証明のためのパスポート提示を求めてその身柄を確保した。
国際警察の情報によると、男はアラブ首長国連邦(UAE)を拠点とし、デジタル資産への投資を騙った大規模なネズミ講(ポンジ・スキーム)詐欺グループの主犯格である。
男が共犯者たちと協力し、2022年にデジタルファイナンス会社を設立。ドバイの大手金融機関と関連があるかのように偽って投資家からの信頼を集め、主にフランス、ベルギー、スイス、ニュージーランドなどの海外に居住するトルコ人を標的にして投資を勧誘していた。
出資者に対しては1人あたり2万~30万ユーロの出資を求め、月利15%の配当や、元本の5倍に達する年間の利益、さらには新規会員を紹介した際の上乗せボーナス10%といった破格の条件を約束する典型的なネズミ講の手口を用いていた。
報告によると、世界各国における被害者は約900人に達しており、被害総額は2億ユーロ以上(約80億B)にのぼる巨額の詐欺事件へと発展していた。
タイの入国管理局は男の逮捕を受け、今後は国際的な組織犯罪者として身柄の引き渡しを求めている関係国へ向けて、速やかに強制送還の法的手続きを進める方針である。












