6月20日、北部チェンライ県で建設が進められているデンチャイ〜チェンライ〜チェンコーン線の鉄道トンネル(通称:ドイルアン・トンネル)工事現場でトンネルの壁面が崩落し、タイ人およびミャンマー人の作業員計2人が死亡し、別の2人が重傷を負う事故が発生した。
これを受け、運輸省が、危険区域の工事を一時中断したと発表し、安全性を再評価するために専門家による地質調査が2週間にわたって実施されることになった。担当エンジニアからの報告によると、今回の事故はトンネルの主要な構造体そのものが崩壊したのではなく、内部で作業員たちが足場の組み立て作業を行っている最中に、岩の表面を一時的に固定していた吹き付けコンクリート(Shotcrete)が剥がれ落ちたものであることが確認された。
原因としては、これまでに降り続いていた激しい雨によって岩層の内部に大量の水分が蓄積し、現場の地質的な状態が突発的に変化したためであると考えられており、予測することが極めて困難であったと説明されている。
この鉄道建設プロジェクトは、2018年7月の閣議決定に基づき、北部プレー県デンチャイからラオス国境に接するチェンコーンまでの全長323.1kmを結び、7年の工期を経て2028年1月に開通する予定となっている。
事故が起こったトンネルは、全体の工程のなかで、4つあるトンネルの一つである長さ3.4kmのトンネルだという。













