タイ工業省率いる関係者は6月9日、東部ラヨーン県にあるパラゴム畑の敷地で違法に営業していたタイヤ倉庫の摘発に関する会見を行った。同倉庫には欠陥品や古いタイヤが保管されており、再加工を施したうえで再販売していたとみられる。
同省の発表によると、押収されたタイヤはブランド名のプリントレターや製造日の文字が消された痕跡もあり、明らかに偽装の意図があった模様。倉庫からは約7万4000本のタイヤが押収され、推定価格は1本3,000B、合計2億B以上にのぼるという。
現場では14人の中国人とミャンマー人の作業員も逮捕されたが、倉庫のオーナーである中国人の男はすでに国外逃亡したとみられている。(6月9日=プラチャーチャート・トゥラギット)