9人が死亡したノンタブリー銃乱射事件からわずか数週間
学校や保護者に大きな恐怖と混乱

©ラーチャブリー県警察

「運動会延期」企てる業者の女が狂言か

西部ラーチャブリー県の某幼児園で、保護者を名乗る人物から学校関係者へLINEを通じて「全員撃ち殺す」と銃乱射を予告する脅迫メッセージが届き、3日間の休校と運動会が中止に追い込まれる事件が発生した。

同メッセージには中国系行事「中元節(サート・チーン)」と時期が重なるため「商売に支障が出る」と不満が語られていたが、警察の捜査により発覚した真相は全く異なっていた。

8月26日に逮捕されたのは、運動会用のスポーツウェア納入を請け負っていた業者の女性だった。女性は納品期日までに運動会用のシャツの納品が間に合わないことに焦り、運動会自体を延期させようと保護者を装って狂言の脅迫文を送信していた。

不満の理由は捜査を欺くために捏造された表向きの口実に過ぎなかった。

学校側は事態を重く見て直ちに警察に通報し、26日から28日までの3日間、児童を登校させずオンライン授業へ切り替えて運動会も中止する対応を余儀なくされた。

今回の乱射予告は、8月7日にノンタブリー県の学校で9人が死亡した銃乱射事件からわずか数週間後という、社会全体が激しい不安と恐れに包まれていた時期に起きた。そのため単なる悪質ないたずらでは済まされず、学校や保護者に大きな恐怖と混乱を与え、県教育当局も各校へ警備強化と緊急時対応計画の見直しを命令する事態となった。

自身の納期の遅れを隠蔽するために乱射予告という凶悪な手段を選んだ代償は大きく、警察は女性を拘束して厳重な法的措置を進めている。一業者の身勝手な都合が学校現場を閉鎖させ警察を動員させた今回の事件は、身勝手な手段が招く社会的罪の重さを物語っている。

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