Bazooメンバー逮捕

ジョーイ容疑者の逮捕以外にも、タイではここ1カ月、違法薬物の摘発が相次いでいる

横行する違法薬物犯罪。 90年代のタイクラブシーン牽引ユニットメンバーも

タイの芸能界に激震が走った。

1990年代、タイ人をはじめタイ好き日本人の間でも人気を博したヒップホップ3人ユニット「Bazoo(バズー)」のメンバーで、“ジョーイバズー”の愛称で知られるジョーイ氏が3月22日、都内ラップラオの自宅マンションで逮捕された。

チョクチャイ警察署によると、「芸能人が麻薬をやっている」とのタレ込みから、同署職員らが通報のあったマンションに踏み込み、ベッドで横たわる同氏の側から、違法薬物「アイス」を発見。

移送させた病院での薬物検査で陽性反応が出たため、御用となった。

逮捕後、ジョーイ容疑者は「麻薬のおとり捜査に協力していた」と無実を主張するも、警察側は事実無根と一蹴。

現在、同氏はクロンプレム13刑務所に収監されているという。

ニュースを受け、メンバーのガンパン氏は、「最後に会ったのは1年前に執り行われた彼の奥さんの葬式で、数カ月前に突如、LINEから退出し、連絡が取れなくなっていた」と振り返る。

また、これまでの同氏については「彼はタバコ1本すら吸わない人間だった。

麻薬に手を染めるのは信じがたい」と擁護した。

日本でも跡を絶たない、薬物乱用による芸能人の逮捕劇。

一旦薬物に手を染めると、釈放後の再犯も多く、社会復帰は厳しい。

90年代のタイクラブシーンを牽引したアーティストの逮捕は、多くのファンを失望させたに違いない。

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