10月10日午前3時半頃、内務省特別捜査隊は、深夜営業や未成年の利用に関する通報を受け、バンコク都カオサン通りにある無許可クラブ施設に対する夜間強制捜査を敢行した。
該当店舗は地元の警察署近くに位置しながら、正規の営業許可を得ずに週末午前5時頃まで不法営業を続けていた。
店内には200人以上の客がおり、そのうち30人以上が20歳未満の未成年者で、最年少は15歳であった。薬物検査では未成年者4人を含む30人から陽性反応が出たほか、フロアやゴミ箱、トイレなどから違法薬物や大量の笑気ガス(亜酸化窒素)吸入器具が押収された。
捜査の過程で、店内から実弾付きの拳銃1丁と模造銃1丁が見つかったほか、客として利用していた警察官2人や、店頭の警備員の中に海軍兵士1人が含まれていることが判明。
押収された会計帳簿からは、捜査当夜だけで161本の笑気ガスが売れていた記録のほか、各種機関への月額約18万Bに上る賄賂とみられる経費項目が発見された。
さらに、店の管理人は「実質的な所有者は警察官の関係者である」と供述しており、同店が2026年8月に地元区役所から出されていた営業停止命令を無視して不法営業を強行していた事実や、ステージ裏で火災リスクの高い不適切な配線がなされていたことも露呈した。
行政側は本件を受け、首都圏警察に対して該当店舗の5年間の即時閉鎖命令を要請するとともに、店の支配人を8つの容疑で刑事告発した。
当局は、押収された会計記録や供述をもとに、不法資金の流出先や警察関係者を含む所有構造の全容解明に向けた裏付け捜査を進め、関与したすべての関係者を厳格に処罰する方針である。












