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映画やドラマでは、仮面（マスク）で顔を隠したキャラクターが登場することがある。仮面の下に隠された真実を知ろうと躍起になるが、「正体は意外な人物だった」なんて結末がほとんど。
タイのとある学校にも謎のマスク男が登場し、冗談では済まされない状況になっている。
そのマスク男が現れたのは中部ウタイターニー県にある某学校。男は尖った耳のようなものが付いたマスクを被り、半裸状態（動画によっては教師の制服を着用していたり、全裸だったという）で誰も居ない校舎や教室を歩きまわり不思議なポーズを取る自分の姿を撮影し、SNSに投稿していたという。
その動画を見た保護者が通報したことで事態が発覚。なんとこのマスク男、数年前から同学校の英語教師として在籍していることが判明したのだ。学校内での評判を聞いてみると、以前から男子生徒に対しセクハラ発言をしたり、生徒（未成年）を自宅での飲酒に誘ったりと、生徒に対して自分の変態的な一面をみせていたという。
さらに、学生の保護者や他の教師からも同様の報告が上がっていたが、校長はこの教師の行動を隠蔽しようとする動きがあったといい、問題が浮き彫りになるまで時間がかかってしまったようだ。
教育省は今回の件を重く受け止めており、基礎教育局に指示し第三者調査委員会を設立。現時点では法的措置はとられていないが、調査結果によっては公務員免職処分や公然わいせつ罪などの容疑が科せられるとのこと。
結局、正体が暴かれてしまったマスク教師。教師であるならば、もっと徳のある行いをしてもらいたいものだ。
