交際中の女性タレントに訴えられたハイソサエティの男
その男の実態を突き止めると驚きの事実が発覚した…

©警察ラジオ

タイの富裕層や上流階級の人々は「ハイソサエティ」と呼ばれる。この世に生まれたときから裕福や将来が約束されており、芸能界や政界など様々なコネクションを持っているといわれている。

そんなタイで、「自分はハイソサエティ」と名乗る男による珍事件が話題を集めている。

4月7日、警察署での取り調べを受けている一人の男、タンヤテープ容疑者(32歳)。警察の目を盗み署の3階から飛び降り自殺を図ったというが、幸い命に別条はなかったという。

これだけだと「警察でよくある話」で済みそうだが、今回はそうはいかなかった。実はこの男、交際中の女性タレントから訴えられており、自称「ハイソの男」として一躍注目を浴びていたのだ。

事の発端は、男と交際していた女性タレントのもとに届いた「あの男には気をつけろ」という知人からの忠告。女性はその後、男の不審な点に気づきはじめ独自に調査した結果、男の正体はハイソサエティでも何でもなく、ただの犯罪者であることが判明。

男は銀行口座の偽装、5回にも及ぶ名前の改名・改姓、各界著名人とのツーショット写真を撮りあたかも友人かのように振る舞い、王室関係のコネクションもあるなどと話し、長年「ハイソサエティ」を演じてきたという。
こうした手口を使って複数人の女性と交際し、結婚を匂わせながら金品を騙し取っていたとみられている。

男は現在ノンタブリー刑務所に収容されており、文書偽造、横領など4つの容疑がかけられている。「ハイソ男」としての幕は下りたが、「犯罪者」としての幕はまだ上がったばかりだ。

 

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